リネン品質管理協会のWebサイトに検索機能付き病原体データベースが新たに加わりました。このデータベースにより、各病原体により汚染されたリネンの取り扱いに関する推奨事項を閲覧することができます。リネンの安全な取り扱い方を知ることで、日常業務の負担が軽減されます。
病原体データベース

リネンサプライ業者は1953年からリネン品質管理協会に組織されています。
リネン品質管理協会の歴史的マイルストーンは以下のとおりです。
リネン品質管理協会のWebサイトに検索機能付き病原体データベースが新たに加わりました。このデータベースにより、各病原体により汚染されたリネンの取り扱いに関する推奨事項を閲覧することができます。リネンの安全な取り扱い方を知ることで、日常業務の負担が軽減されます。
会員の要望に応えると同時に市場環境に適応した、将来性のあるリネン品質管理協会に発展することが戦略プロジェクトの狙いです。リネン品質管理協会の根幹をなす部分のアップデート、協会の理念、規約、会費規程の見直し、品質管理基準の最新化、会員のアンケート調査、内部および外部における情報の流れの改善が対策に含まれています。
リネン品質管理協会は、ホテル・レストランリネンの品質管理基準に衛生サプリメント(旧称 コロナサプリメント)を追加しました。ホテル・レストランリネンの衛生管理を強化するために、品質保証マークRAL-GZ 992/1「一般リネン」に関する既存の規定事項を超えた要求事項を「衛生サプリメント」にまとめました。衛生認証状は、ホテル・レストランリネンの洗濯処理においてそれらの衛生基準が順守されていることを証明します。
人口構成の変化により、衛生管理の強化が求められるさらなる分野が誕生しました。介護施設で晩年を過ごす高齢者の数が年々増えています。そのため、介護施設居住者の衣類などの私物を衛生基準に基づいて洗濯処理する必要性が生じています。
マイルストーン:RAL品質保証マークについて多くの情報を提供するリネン品質管理協会のホームページが2004年1月1日に開設されました。これにより、ホームページの訪問者は、特定の郵便番号地域またはある地域に所在するRALマーク取得工場を検索し、会社情報が収められたオンライン名刺、ハイパーリンクやメールアドレスを介して該当する洗濯工場に直接連絡することができるようになりました。
食品業界でも特にHACCP(危害分析重要管理点)コンセプトの導入により新しい衛生管理基準が確立しました。その結果、食品業界で使用されるリネンについても衛生面における具体的な要求事項が定められました。
適切なリネン取り扱いに関する品質保証マーク992は、発足当時はドイツ国内の洗濯工場のみを対象としていましたが、その後、他の国々にも導入され、今日では世界中にある多数の洗濯工場がRAL品質保証マークを使用しています。Hohenstein研究所が実施する工場監査では、国外の洗濯工場もドイツ国内で適用されている品質基準に基づいて監査されます。
多くの病院が、それまで自ら運営していた洗濯工場を閉鎖し、リネンの洗濯・消毒処理を外部の洗濯工場に委託するようになりました。厳格な衛生基準の導入により、衛生管理が行き届いたリネンの提供と、洗濯工場従事者のリネンによる感染の防止が保証されるようになりました。
リネンサプライ業界は、構造変化の真っ只中にありました。医療分野などの前途有望な市場セグメントに向けて方向転換をしました。当時は衛生管理と技術革新が最重要課題でした。
Hohenstein研究所は、当時中央の監査機関としてドイツ全土の監査業務を担っていました。また、会員企業に対する技術的なコンサルティング業務や衛生面におけるサポート業務も行っていました。
変化期:リネン品質管理協会は「適切なリネン取り扱いに関する品質管理協会」と命名され、それは新しいロゴにも反映されました。また、リネン品質管理協会の目標も新たに設定されました。一般家庭における洗濯機の普及により、それまで受注の大半を占めていた家庭用リネンのビジネスが減少しました。しかし、その一方で新たな市場が開拓されました。すなわち、ホテル、外食産業、手工業、産業などの業務分野にレンタルリネンを提供することです。
品質保証マークの広報活動や宣伝広告は、消費者展示会や見本市でも一般的に行われていました。そこでのターゲット層は主婦でした。リネン品質管理協会は、「大量な被洗物」の洗濯処理の負担軽減や繊維を傷めない洗濯処方の実施などを利点として挙げました。
「適切なリネン取り扱いに関する品質保証マーク」は、1953年2月24日に「ドイツ標準委員会のRAL納入条件・品質保証委員会」により正式に認定されました。これにより、「適切なリネン取り扱いに関する品質管理協会(リネン品質管理協会)」が発足しました。それ以来、 RAL品質管理規定の記載事項が技術の現状となっています。
1938年 品質保証マーク第一号:「白鳥」が品質保証マークのシンボルとなりました。三本の白く美しい白鳥の首は、洗濯工場による専門的に優れた洗濯処理を象徴しています。
「適切な洗濯処理」を保証する、最初の品質保証マークの生みの親は、ケルンで洗濯工場を営んでいたヴィリー・ロッヒャーでした。彼がイニシアチブを取り、初めて、洗濯サービス業の質を保証する品質保証マークの導入を求めました。